北方系住宅専門委員会

本委員会は、石油ショック直後の1975年に「寒地住宅研究委員会」として発足し、北海道の気候・風土に適した住まいを実現するため住環境の向上や省エネルギー化について検討を行い、その成果の普及を図ってきました。1990年代に入る頃から、雪や寒さなどを地域の欠点として克服する対象から、地域の大切な資源として尊重し共生する視点で、委員会の名称を「北方系住宅委員会」に改称し、住宅建築の技術に加え、住まい方を大きな課題として、戸建住宅や集合住宅、高齢者・障害者の住宅、住教育などに取り組み、普及のためのテキストや読本を発行してきました。21世紀に入り、地球環境の保全が人類存続にかかわる問題となり、持続可能な成長に向かって私たち自身のライフスタイルが問われています。本委員会では、北国に住まうことについて、物づくりを越えたライフスタイルへの働きかけを、学会活動の課題として捉え、常に社会へ語りかけることを念頭に取組を行っています。

活動計画・活動報告

本委員会は以下の活動を実施した。
1) 北海道支部研究発表会の特別企画:パネルディスカッション 「北のすまいのこれからについて」を、建築計画専門委員会、環境工学専門委員会と協力して企画、実施した。
2) 新たな地域住宅像の検討に向けて住宅見学会・意見交換会(2007年から継続的に実施、今年度で10回目)を札幌市南区「ときわの家(鈴木理氏設計)」にて開催した。
3) 本年度は新委員の参加もあったことから、これまでの北方系住宅専門委員会の経緯を確認するとともに、道の住宅施策に関する話題提供を行い、今後の活動について議論を実施した。

本委員会では次の活動を予定している。
新な地域住宅像形成に向けた議論や、最新の住宅事情に関する意見交換、学会の事業への協力、参画の検討ため、年2回の委員会を開催する。また、新たな地域住宅像の検討に向けて住宅見学会・意見交換会(第11回)を実施する(当委員会の委員も参画している「みどり野きた住まいるヴィレッジ」での実施を検討する)。

北方系住宅専門委員会構成

 

AIJ Hokkaido Branch